人が多く辞めていくこの業界で、 テクノロジーで仕事の負荷を減らそうとしている 外から見ていて驚きでした
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技術調査部 部長長友 秀信さん
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技術調査部 マネジャー中村 康洋さん
Cross Talk
クロストーク
池:お二人には業界出身者から見るオングリットについてお話を伺います。 土木・建設業界に限らず、幅広い業界からオングリットに興味を持っていただいた方たちに向けて、「こういうところがオングリットって違うよね」「逆にこういうところがいい」「こういうところに違いがある」、そんなことをインタビューしながらお伝えできればと思います。 これを聞いて「オングリットで働いてみたい」「もうちょっと話を聞いてみたい」につながればと思います。
長友:お客様とお会いするときは、失礼のない服装でお会いすることが決まりになっています。
中村:自由な服装もいいけど、お客様とお会いするときはジャケットを上から羽織ったりしています。社内にいるときは心地よいスタイルでいますね。
池:僕は広告やIT業界出身で、あまりわからないのですが、建設業界の普段の服装って、どんなスタイルですか?
長友:この業界は現場作業着を常にきていますね。ワイシャツの上から作業着ですね。
中村:オングリットでは中にワイシャツを着なくても、Tシャツやリラックスできる服装に上から作業着を着ればOKですね。
池:カジュアルですよね。業界の中でも、服装から違うということですね。
中村:前職の会社は結構型が決まっているが多かったですが、オングリットでは、新しいこと多いので当然、型が決まっていないこと多いので、自分から望めばどんどん新しい仕事に挑戦できますね。逆に指示を待っているだけだと置いていかれるようなマイナス面もありもありますが、やはり新しい方法に失敗してもいいのでチャレンジできる、それは、圧倒的なプラスの面なので、型にはまらないところがすごく良いとな思います。
池:そうですよね、新しいチャレンジしかない(笑)くらい、すごいスピードで動いてますよね。
中村:オングリットは年齢層が若いところも特徴的ですね。普通この業界って40代や50代しかいないのが当たり前ですが、オングリットは20や30代とか若い層が多いので、現場にいくと目立つと思います。
長友:この土木の点検業界では普通、他社では、自分の現場の業務は全部自分でやり切らないといけない、つまり現場での点検業務だけでなく、オフィスでの図面や報告書の作成まで、全て自分でやるのが通例です。それをオングリットでは現場とオフィスでの内業をできるだけ分担、分業して効率化する仕組みを作ってきています。そうすることで現場のメンバーは現場に集中することが出来ます。分業によって、現場とオフィスでの内業の担当メンバーとのコミュニケーションは密しないといけないとは思いますが、分業することで、生産性は全然違います。一人ひとりの負担は確実に減らすことができています。同業種だった前職では、現場も内業もやりきらないといけないみたいな感じはあったのでだいぶ、同業種では、かなりオングリットの仕事の進め方は違うと思いますね。当然、現場も内業も知っているメンバーがいて、業務プロセスを分析して、必要な技術やIT、テクノロジーによってアルバイト、熟練者じゃなくても内業に対応できる仕組みが徐々に整ってきていますね。これは同業では、ない新しい仕組みです。
池:今までこの業界で、なぜ分業してこなかったと思いますか?
中村:経験者しかできないというところがありましたね。現場を担当したらそこの管轄は現場も内業も全て経験者が全てやる、それは大前提でした。
長友:現場を効率化させよう、その会社で独自の効率の良いやり方、 みんなそれぞれ効率のよいやり方、現場は現場で一人ひとりが自分の効率の良いやり方で現場を進めてしまうので、そうなると、 結局自分しかわからないので他の人に頼めない、結局、頼むために説明するより、自分がやったほうが早いみたいな。結局、背中を見て学べという年齢層の高い人達は、説明するのもめんどくさいし、スキルがあるから自分でやったほうが早い。 結局、職人肌の人たちが多い。見て学べと言う人達だから、ルールがなかなかできないからみんな独自の やりかたでやってしまうんですね。そんな中で、オングリットは現場である程度ルールを決めていて、他の人に頼めるような仕組みになっている。現場でも効率よく手順や業務工程を統一して、みんながわかるようなものにしたり、効率化したり、そこはテクノロジーを使ってなかったとしても、どう分業できるか?どうみんながわかるものをつくるか? ていうところを考えてやって進めることを大切にしています。それは、若いメンバーがたくさんいるからこそ、できていっているのかなと思います。
池:経験が浅い、もしくは業界未経験の若いメンバーでチームを作ることで、職人がやっていたことを、翻訳しながら再現性や平準化していくところは業界の中でも全然違う形なんですね。
中村:業界では、かなり珍しいと思います。
池:もしかしたら、同業から、逆に、オングリットでは、職人ではなく、わざわざ自分でやってしまえば早いことをルールやプロセスを設計して、なんでそんな効率悪いことやってるんだろうかなと周りからはみられていたりしますか?
長友:他の人からみたら見えると思います。
中村:実際、業界内にいると、本当はやりたいことですが、やったことがないから、なかなかチャレンジできないことなんです。私はオングリットのことを知って、驚いたし、今まで業界の中でやっていないこと、やるべきことをチャレンジしている、ここで働いたら、あるべき型作りができるんじゃないかなと思いましたね。それが、オングリットへの転職の決め手でしたね。
池:それをまさに今、中村さんがプロジェクトとして作っている型ですね。
中村:そうですね。大変な部分ですが、これによって業界を変えていけると思います。
池:全体のプロセスをみると、同業者からみると全く違うスタイルで分業している、外と中で分業して、それがちゃんと外と中で伝わる方法というのを作ろうとしているところが業界の中では珍しいんですね。他の業者も、同じことをやりたいと思っているんでしょうか?やりたくてもできないのでしょうか?
長友:やりたいとは思います。結局、みんな下請だから、納期とかに追われているのが基本なんで、どうしてもそれを、とにかく早く先に終わらせることが大切なので、仕事のプロセスを改善するなどの、取り組めないと思います。
池:他がやっていない新しい方法に取り入れて、失敗してもチャレンジする、粘り強く、諦めずに!は、オングリットの理念そのものですね。業界を変えていく最先端を走っていくはテクノロジーも大切ですが、何よりスタンスが大切だと、インタビューをしながらとても感じます。
※後編へ続く