三浦:では今、森さんのお仕事内容について教えて頂いてもよろしいですか。
森:研修を経て、念願の現場デビューをしました。一言でいうと、やはり点検現場は楽しいと感じました。こんなに大変なんだとも思いました。
内業(調書作成)だけをしていた時は「何故こんな(ブレたり)写真撮ってくるのか」と思うこともありましたが、現場ではそんなに簡単に写真は撮れません。他にも今までの疑問が、いくらか解決しました。改めて「もっといいやり方がないかな?」とも考えています。天候で現場が中止や変更になる中で、時間内にやらないといけない。色んなことが波のように押し寄せて、初心者の私には何もできなかったという反省があります。
点検最終日のことです、最後の1枚の写真を同僚が撮影、車通りも多くいい写真が撮れない。疲労もピークです、その1枚が撮れた時はドラマのように感動しました。また、私が初心者ということもあり、撮り漏れやミスも多かったのですが、内業班がリアルタイムでフォローしてくれました。色んなことを指示・連携してくれ、内業の皆さんも優秀過ぎて、とても感動しました。
三浦:経験者だからこそ聞きたいのですが、違いやとまどい等はありましたか?
森:大きくは2つあって、1つは作業手順と使用ソフトの違いです。成果物はわかるのですが作り方がわからない、正直力不足を感じています。
2つ目は会社が違うことで、点検員の技術や考え方が違うことにとまどいがあります。それはオングリットの考え方なのか?個人の考え方なのか?どの程度あわせていけばいいのかなというところです。
三浦:現場でがっかりしたことはありますか?
森:思っていた通りでちょっとがっかりしたことはありますね。世の中は最先端技術、DXといいますが、まだまだ人力な部分もあるなと。どこの会社でもまだそうだと思いますがこれからに期待しています。